『小島りつ句集』紹介
小島千架子
「前略、なが年(昭和五十三年)より「年の花」に投句致しておりました母、小島りつ(八十六歳)が九月十二日に亡くなりました」という手紙が添えられて、『小島りつ句集』が届きました。

最近号の「年の花」十月号には、井桁白陶講師選により三句欄に掲載され、おすこやかなご様子でしたのに……。
「いつも苦吟の投句でしたが、本の到着を何よりの楽しみにいたしておりました。(略)九月分投句は手帖のメモをようやくまとめました。十一月号は何句ぬけるかなあと、それが最後になりました」との身内の方よりのお手紙でした。句集より秀句を抽いて、皆様とご一緒に、りつさんのご冥福をお祈り致したいと思います。


りつさんのご主人も今は亡く、俳号を夜木と云われ句集も出された方といいます。ご夫妻での句行脚の日々もあって、晩年がお幸せであったようで、句柄があかるく素直です。ご冥福をお祈りいたします。合掌